スキップしてメイン コンテンツに移動

Bloggerでインデックス登録されない問題の対処

 Bloggerでブログを作り、GoogleにインデックスしてもらうためにSearch Consoleでページのインデックス登録申請しても「リダイレクトエラー」「ページにリダイレクトがあります」で弾かれることが多いです。

「Bloggerのブログがインデックスされない」「インデックスされていたのにインデックスが外れる」という声も多いようです。

このBlogger特有の問題を整理しました。対処方法をまとめておきます。


起きていること

Search Consoleでページのインデックス登録を申請しても下のようなエラーになってインデックス登録されない。

「ページがインデックスに登録されなかった理由」が「リダイレクトエラー」「ページにリダイレクトがあります」に該当している。

インデックスされていたのにインデックスが外れていることがある。


「リダイレクトエラー」「ページにリダイレクトがあります」とは?

ページにアクセスしたときに別のページに自動的に移動したり、移動を繰り返している状態が検知されている状態です。

  • 別のURLに変わっている
  • 別のドメインに変わっている
  • 内部でリダイレクトが連続している

これらの移動が発生するページはGoogleはインデックスの審査はされません。


Bloggerで起きているリダイレクトの問題の解説

Bloggerのページにパソコンのブラウザでアクセスしても、別のURLにリダイレクトされていません。なぜリダイレクトと判断されるのか解説します。


クロールはスマートフォン用Googlebotが優先されている

Googleはスマートフォンページを優先するため、「スマートフォン用Googlebot」が優先してクロールしに来ているためです。スマートフォン用のクローラーというのがポイントです。


スマートフォンでアクセスするとBloggerはURLが変わる

スマホでBloggerのブログにアクセスするとURLの末尾に ?m=1 がついたURLに変わって、再読み込みされます。自動的にURLが変わるこの動作がリダイレクトです。

「スマートフォン用Googlebot」がクロールしたときも同じく、URLが ?m=1 付きのページにリダイレクトがされます。リダイレクトがあったことで正しいURLではないと判断されます。


でもインデックスに登録できている理由

Googleでは「スマートフォン用Googlebot」だけでなく、従来の「パソコン用Googlebot」もクロールしています。

パソコン用のクローラーで来たときはリダイレクト判定されません。正規のURLとして受け付けされ、審査されます。品質が問題無い場合はインデックス登録がされます。


対処方法

2種類の方法があります。

?m=1 をつけたURLでインデックス登録申請をする

1. Search Consoleを開きます。

2. URLの検査欄で ?m=1 をつけたURLを申請します。

3. クロールされるのを待ちます。


「スマートフォン用Googlebot」がクロールした場合も、最初から ?m=1 をつけたURLになっているのでリダイレクトエラーは発生しません。

ただし、Bloggerテンプレートはcanonical指定で正規のURLが設定されているものが多いです。HTMLのヘッダ内にlinkタグでcanonical指定をされているか確認しましょう。存在する場合は ?m=1 がつかないURLの方を正規URLとして認識されます。

時間が経つと ?m=1 が付かない正規のURLでクロールがされます。「スマートフォン用Googlebot」でクロールされると同じ問題が繰り返されます。


CDNを経由させて内部的にURL書き換えをする

CDNの用意と設定

1. Bloggerのブログをカスタムドメインでアクセスできるようにします。

2. CloudflareなどのCDNを用意してカスタムドメインをCDN経由でアクセスできるようにします。

3. CDNの設定でURL書き換えるようにします。

モバイル環境のユーザーエージェントでアクセスされたときは ?m=1 をつけた状態でオリジンサーバー(Blogger)にアクセスするようにURLを内部的に書き換えます。

4. 設定できたらスマホでアクセスしても ?m=1 がつかないことを確認します。


ページのインデックス登録申請

1. Search Consoleを開きます。

2. URLの検査欄で ?m=1 をつけないURLを申請します。

3. クロールされるのを待ちます。


CDNを使えばスマホの場合も ?m=1 が付与なくアクセスできるようになります。アクセス側ではリダイレクトが発生しません。

Googleのクローラーが「スマートフォン用Googlebot」で来ても、元のURLのままで審査できます。


根本の対処はBlogger側のリダイレクトが無くなること

1つのソースで対応するレスポンシブデザインが多くなった今、URLを分ける必要はありません。Blogger側のバージョンアップでスマホでBloggerにアクセスしてもURLを変えないようになるのを待つしかありません。

このブログの人気の投稿

AndroidのChromeで見たくないウェブサイトをブロックする方法

スマホで見る必要が無かったウェブページを見てしまい、意味の無い時間を過ごしてしまったり、ストレス溜めてしまっていないでしょうか。 Android 9.0以降に入っているGoogleの 「Digital Wellbeing」 で見たくないウェブサイトをブロックすることができました。 方法をまとめておきます。 「Digital Wellbeing」って何? Androidに標準搭載されていて、スマホの利用時間を確認したり、管理できます。ユーザーが生活や健康も含めて満足にデジタル機器を使えるようにサポートするアプリです。 Android スマホの Digital Wellbeing ってなに? その機能の概要や利用方法を解説 「Digital Wellbeing」アプリを表示する Android 9.0以降は標準で入っています。非表示になっている場合は下の操作で表示します。 Androidの設定を開きます。 「Digital Wellbeing と保護者による使用制限」というメニューがあればタップ。 「アプリの一覧にアイコンを表示」をオンにします。 これでアプリ一覧に「Digital Wellbeing」アプリが表示されます。 Android 8.0以前や一部の機種は「Digital Wellbeing」アプリが入っていないかもしれません。Google Playからアプリをインストールできるか試してみてください。 Digital Wellbeing - Google Playのアプリ 見たくないサイトをブロックする手順 1. 「Digital Wellbeing」アプリを開きます。 2. アプリの最初のところに円グラフが出ていれば、そこにある「Chrome」の部分をタップ。もし出ていなかったら中央の時間をタップして、アプリ一覧から「Chrome」をタップ。 3. Chromeの利用状況が出るので画面スクロールして一番下にある「サイトを表示」をタップ。 ポップアップにある「表示」をタップ。 4. アクセスしたウェブサイトのドメインが一覧で出るので、ブロックしたいドメインにある砂時計アイコンをタップ。 5. 「サイトタイマーの設定」で 0時間 0分 にして「OK」をタップ。 これでブロックの設定が完了です。 見ようとするとどうなる? 「サイト一時停止中 (設定したドメイン)

X (旧Twitter)のおすすめを非表示にする拡張機能

Xのおすすめを見てしまって意味の無い時間を過ごしてしまったり、ストレスを溜めてしまいがちで困ってませんか。 Xの設定には無いので、非表示にするブラウザ拡張機能を作りました。この拡張機能で見たくないものを非表示にしましょう。 ※Microsoft Edgeでもこの拡張機能は動作します。 ※スマートフォンのChromeには対応していません。 この拡張機能を使うとこうなります 「おすすめ」タブが見えなくなります。 メニューにある「話題を検索」が見えなくなります。 右にある「いまどうしてる?(トレンド)」「おすすめユーザー」が見えなくなります。 おすすめのほかに下のような部分も見えなくなります。 メニューにある「Grok」「コミュニティ」「プレミアム」「認証済み組織」「求人」が見えなくなります。 右にある「プレミアムにサブスクライブ」が見えなくなります。 プロフィールに出てくる「認証される」ボタンが見えなくなります。 拡張機能のセットアップ(Chromeの場合) 使いたい人は下記の手順でセットアップしてください。これはソース公開の拡張機能です。 1. この拡張機能を入れるフォルダをパソコン内に作ってください。  Cドライブの中でずっと同じ場所で使えるところにフォルダを作ってください。  よくわからない人はCドライブの直下に「XRecommendBlock」というフォルダで作ってください。 2. 下記3つの内容をそれぞれファイルにして作ったフォルダに入れます。右上の「全選択」を押してコードをメモ帳にコピー&ペーストして、指定のファイル名で保存してください。 文字コードはUTF-8にしてください。 下の内容をファイル名「manifest.json」、文字コードUTF-8で保存 { "name": "X Recommend Block", "description": "Xのおすすめを非表示にします。", "version": "2.3.0", "manifest_version": 3, "web_accessible_resources": [], "permissions&